食べてはイケないおさかなの話 [日記 思いつきメモ]
ちょっと荒い仕上がりかも知れないがサブブログにもダブらせて緊急に展示。お世話になった研究所等に少しでもお役に立てるかと、ここでもお知らせ、拡散ご自由に願います。
このさかなクン、ソウシハギというのですが、食用のウマヅラハギによく似た体形だが、大き目のうちわの様な尾びれと青い模様が特徴。カワハギとも近い種だが、身・肝・皮とも絶対食べないでください。
このソウシハギはカワハギやフグ同様口が口ばし状に鋭く、サンゴ・イソギンチャクの仲間イワスナギンチャクを食べるのですが、この イワスナギンチャクに含まれる猛毒パリトキシンを蓄積している。アオブダイ(イラブチャー)が毒化している場合もこの毒が原因だそうな。
じゃあ、イワスナギンチャクはなぜパリトキシンという毒を持つのかというと、体内にプランクトンの一種渦鞭毛藻類を住まわせ(共生)こいつが毒を製造しているからと考えられている。いわゆる「食物連鎖」で魚が有毒化されるパターンです。
パリトキシンはフグ毒より強く、筋肉痛、運動麻痺、ケイレン、呼吸困難など致死的。
ソウシハギは南方の魚だったのに、猛暑、海流の変化か、地球温暖化の影響か、生息域が広がり北上、横浜でも釣れたそうである(朝日新聞2012/11/10 夕刊など)。
煮ても焼いてもこの毒こわれません、食べたらダメよ
いや~ん
毒々しいフグちゃん。
一口で天国に召されそうです。
by ふぢたしょうこ (2012-11-12 11:39)
こんにちは!
先日TVでも放映されていました!
基本的に北海道周辺海域では見かけませんが、
海水温の上昇によって回遊があるかもですね!
十分注意しますよ!!
by シラネアオイ (2012-11-12 12:53)
ふぐに近い仲間ですが、膨らみません。
カワハギの肝はマンガ美味しんぼにもありましたが美味しいそうでたべてみたい!
ソウシハギは40-50cmにもなるそう。
by yes!genesis (2012-11-12 13:03)