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骨折・・・その3 1回目の骨折 part2 [健康 CIDP闘病 リハビリ など]

すっぱりきれいに折れた腓骨

骨折した日の翌日会社に連絡、環境ISO14001(環境マネジメントシステムに関する国際規格)取得のための文書策定や内部監査員の予定も入っていたため車いすを使っても職場早期復帰を申し伝えたましたが、直属の上司部長、職場であった研究所の所長、産業医の判断は、「リハビリを進め、車いす使用しないで済むまで出勤不可。」「やってもらいたい仕事はたくさんあり、無くならないから、十分療養するように。」の様な話を面談して聞かされました。

会社の所属部署は当時エコの管理規格を定める、ISOの国際規格取得を期限付きで目指していて、そのプロジェクトチームにいたわけです。オープンに業務役割分担がされていたおかげで結構スムースに私の分の仕事は振り分けられ、穴埋めが進んだようでした。

もちろん、個々の分担が増え、迷惑だったでしょうが、チームワークの有難みを感じました。

車いすを借りよう・・・

自宅内はpart 1で記したキャスター付のくるくる回る事務椅子で移動も足りたが、屋外までそうはいかないだろうから、松葉杖で危なげなく動けるようになるまでは車いすを借りることにしました。

幸い大田区福祉協議会では病気・けがなど緊急で車いすが必要になった人のために、最長2か月まで区民は無料で貸し出してくれる。長期必要な場合はこれで借りておいて、次の介護保険やほかの制度での貸与・購入の相談や手続きにはいればいいのです。(地域によって違うかも、悪しからず)。

さらに、加えて、有難いことに、ご近所に障害を持つ方が居られ、区から借りた車いすで駐車場に移動している私を目撃されたのか、うちの家族に、必要なら古い車いすを貸してくれるという。

なんだか、じたばたしていたら、さりげなく助けが入ったことに、振り返った今改めて気づかされました。

仕事はしばらく復帰できず、どうしよう?

しかしだ・・・任せられていた仕事をひとにやってもらうのは歯がゆい、悔しい、個人持ちのネットのメールアドレスで添付で文書やエクセルの表を緊急で最小限やりとりしたものの、後は電話でのやり取りだけ。まだ、有給休暇使って休んでましたし、一方で、仕事は続けられない環境の頃でした。

あとはリハビリ以外、家で何がやれるというのだ・・・まだ、ネットも時間従属の電話回線接続(つなぐと電話掛けられなくなる)ですが、ネットが世界に構築され始めた当初からのネットサーファーである(ブラウザ、ネットスケープ購入使用、アルクのインターネットマラソン受講、電車男ほどのヲタにはなれなかったが…)。好きなとんかつ屋食べ歩きの人のHP、ケーキ、パン、回転すしなど、見る楽しみはこの頃更に増えた。昭和3040年台の東京の街(「消えた街角」等)の写真集や東京風土記などを新刊・古本ネットで購入したのもこの頃。古い怪獣物ネットで見つけて喜んだり(快獣ブースカや悪魔くんなども)…。ネットミニ株で小遣い稼ぎお勉強程度に…でもなんか自分として発展的な事無いか?受け手側じゃなくて、…こっち側からそっち側に立てないか?会社での実験論文はこの頃仕事立場上、情報を家に持ち帰って書くのは無理、というか、さらにパソコンデータまで揃えて、できなかった。

HP立上げの気は起きず…主題が定まらん、人の、難病のHPはいろいろみても、自分のサマにならない、解決も克服も終結もしてない陰気くさいのなんて作りたく無かった。ブログ型式なんてちょうど日本では始まったころ、So-netもまだ無料HPサービスだけだった、で、めんどくさくなって手は付けなかった。

在宅勤務等の制度も無く、家でおとなしくしているより無いのかなあ。

が、何もしないでいるのも時間がもったいない。と、一応得意なネットで検索。福祉制度、社会の現状、病気、障害、バリアフリー、建築を理解し、高齢者・障害者がより良い生活をめざすお手伝いができる資格として、商工会議所の「福祉住環境コーディネーター」があるではないか。

今までの自分には無い、障害の経験も、これからの自分自身の為にも役立つと思い、検定試験を受けようと考えたわけです。それに、他の職種、資格とどう違うかメリット、商売になるか、まで考えてしまうと、あとは休業中の取得は無理なものばかりでした。

試験日は、次回が630日、2か月もありません。その次は11月だったか、冬には会社の仕事に復帰しているだろうからそこまで受験日を先には伸ばせない。

6月の試験の申込締切も近かった。主催者事務局に電話で自身の現状を伝え、受験可能か問い合わせました。

車いすで受験可能な新宿戸山の会場の申込に間に合い、受験準備に取り掛かった。

目標は同時受験可能な2級、3級をひと月でまとめて合格すること。午前、昼後、夜、時間と量決めてやればなんとかなるだろうと。

ネットでテキスト、過去問・練習問題集3冊取り寄せたが届くまでに一か月前になってしまう。まずは受験者のために過去経験者有志がまとめてくれた資料のサイトなどをチェックした。

テキスト通読、過去問を解くこと、練習・予想問題を解くことでの要点暗記を始めた。暗記項目はICレコーダーにQ&A式、ブランク空けながら録音し、耳でも覚えるようにした。これは受験当日会場に向かう車中でも聴け、お薦めの方法です。

612日、骨折から5週目に整形外科外来再診。まだ新しい骨はレントゲンでは見えず、体重はかけられません。

626日、骨折から7週目に再診、1/3の体重を折れた足にかけてよいということで、リハビリ室にも寄り、平行バーの間で(体重計も使いながらだったと思います)試みました。55kg÷3=18kgで両手はバー握りながら、軽く足を下す感じ・・・家ではトイレでの便座移乗の時に、骨折した方の足で踏みしめない様に最も注意を払いました。

710日、骨折から9週目、再診。1/2の体重を折れた足にかけてよい、ということは、両足でそっと立つのは大丈夫だが、重心傾けられないし、足あげられないからまだ油断できない。車いすでの移動も継続。加重はリハビリ時とトイレ、座ったまま少しだけ。

日が戻りますが、630日は福祉住環境コーディネーター検定受験。会場は新宿戸山の戸山サンライズ全国身障者総合福祉センターでした。

車で家族と行き、地下駐車場から車いすで移動。会場の会議室の指定の席は車いす用のスペースで他にも何人か車いすでの受験やパソコンでの受験の方がいらっしゃいました。ここまでバリアフリーなのは検定の内容が内容だからか。他の商工会議所の検定試験でもあるようだが、他の資格試験ではそうもいかないようだ。が、なんでも当ってくだけろ式で皆さん、主催者に相談してみるといいでしょう。道はひらけるかもよ。

マークシート形式の試験。名前、住所など、当日の筆記も必要で、ゆっくりですができた状態でしたが、試験進行についていくのにぎりぎりでした。

午前3級、午後2級、2時間ずつ。昼休みに会議室外でマクドナルドなどで時間つぶしていてくれた家族と待ち合わせ軽食。

結果は後日郵送で発表、ネットでも確認出来(だったかな)。

70%以上の得点で合格のところ、3級、2級どちらも達成できたようで合格いたしました。

この検定試験の受験経験と知識はその後の制度改定補足メインテナンス必要ですが、今でも役立つ心強いものとなっています。

骨折治癒の続きに戻りますが、

2002年のことです・・・

724日、骨折から11週目、再診。レントゲンで新生した骨が折れたスキマにみえつながっている!松葉杖補助で使っての通勤を始める許可も会社から得ました。

818日、CIDPの症状によるものか、自宅でひざかっくんが松葉杖使用中に起き、あちゃー!骨折とは反対の左足を捻挫してしまいました。幸い、軽いものでした。

821日、骨折から15週目、再診。全体重を折れた足にかけて積極的に歩いてよいとのこと。

24日、捻挫部の痛みは引かないため別のより近所の整形外科医院でみてもらい捻挫と確認、痛みどめをもらいました。捻挫の痛みは起こしてから2週間後完全に消えました。

97日、松葉杖止め、松葉杖より少し手・足に負担の大きいF字型杖を蒲田の介護サービス店で購入。お店の人が何本か持って自宅に来てくれ、調節、自分の手に一番しっくりくる気に入ったものを選べました。このタイプの杖に公的補助はありません、で2940円。後、この杖に手首に通すストラップ、デスク・テーブルに倒れず掛け止める「ころばぬ杖」を付けた。便利。当時は「ストラップ付ころばぬ杖」は発売されてなかったと思う。

ころばぬ杖.jpg

その後、9月、10月、家族の送迎で車通勤。杖を使い、デスクワークの仕事は続けられたが、骨折した方:3回ほど右足のひざかっくんが起き、杖が手放せなくなってきた。リハビリ、筋トレ過剰とは思えなかったが、少しの疲労や油断(?)で起きた。会社廊下で杖使いながらもずっこけ、思い切り両手床についてしまったこともあったが、誰にも心配はかけられず、辺りを見回して目撃者がいないことでほっとしたり、がこの頃でした。

http://ud-tsuredure.blog.so-net.ne.jp/2011-11-25#favorite

「こけた CIDPの症状の進行」以降、…「CIDPの症状の進行 指・手、上肢の症状・障害を中心に」あたりに状況は変わっていきました。

この1回目の骨折の翌年2月頃、左右握力は、15kg程。この3年前30kg2年前は20kgあったのが更に低下していた。指の感覚も動きも悪くなり、箸は使えなくなり、パソコンのキーボード入力が難しくなってきた。骨折ストレスによる悪影響・増悪かは不明。CIDPIvIg療法は再び3月に受けました。骨折する5か月前にIvIg受けてから1年3か月ぶり。思えばこの時はずいぶん間が開いていたなあ。

1回目の骨折の件はひとまずおしまい。[病院][end]


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コメント 4

秋川滝美

骨折の経験はないのですが
やっぱりあれこれ大変なのですね。
うーん、骨太で良かった・・。
by 秋川滝美 (2012-11-06 21:02) 

リキマルコ

3回の骨折ですって???
明るく語られていますが今はどうなんですか?
by リキマルコ (2012-11-06 22:43) 

yes!genesis

すみません、
>3回ほど骨折した方:右足のひざかっくんが起き、杖が手放せなくなってきた
⇒(今回)骨折した方:3回ほど右足のひざかっくんが起き、杖が手放せなくなってきた
に訂正します。
骨折はおととしもあったので、2回です。2回目の話はまた今度。
by yes!genesis (2012-11-07 08:03) 

ふぢたしょうこ

骨折は尾てい骨しかないんですが、生活が大変そうですね~
無理はしないようにしてくださいね・・・
疲労骨折もあるそうですから~
by ふぢたしょうこ (2012-11-07 16:26) 

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